夜につれ近づいてくる台風の事を考えながら僕はどこか今回の台風は大したことないなと落胆してる幼稚な自分を発見してしまった。結局、天災は自らが不遇だと嘆いてばかりで何もしない人間達の、「どうせ退屈なら…」という捨て鉢な負のパワーの集積によって巻き起こるものだと思っている。僕にしてみたって彼らと近い所があるような気がする。

世界にぽつんと一人でいようとしてもどうしたって小さなコミュニティが生まれてしまう。そうして、彼らはその時々で自分の人間性に近いレベルの人間が集まってくるようにできている。ことわざで言えば類は友を呼ぶだし荒木飛呂彦で言うならスタンド使いスタンド使いに引かれ合うだ。これは基本的に一人でいる事を好み俯瞰で人生を眺めがちな人間にとってはいい薬になる。その時々で周りにいる人間がどんなやつか少し観察すれば自ずと今自分が陥っている問題が見えてくる。だから、僕は今世界の全てが嫌いで仕方ない。今僕が会いたくても会えない(自発的にではなく偶発的なきっかけでという意味において)人達とはやはり今は会えない時期なんだろう。いつか僕が自分の正しさを見つけて自尊心を少しでも取り戻せる時がきたら彼らとばったり街で出くわせるだろう。