夢日記 5/24

何かの仕事で塚口駅を利用。その仕事終わりで飛び込みで髪を切る事にした。商店街のちょっとしたビルの二階に美容院はあり、内装は木を基調とした造りで席は2つと少なめ。受付を済ませ病院の待合によくある長椅子に腰を下ろし順番を待った。が、中々呼ばれない。ようやく呼ばれたら一人の美容師が「そこのネット自分で被って待ってたらもう少し早く出来たのに。早くそこに座って!」とこちらを見ることもなく忙しそうにそう言った。

私は面食らってしまったが、とりあえず言われた通りに椅子に座ろうと椅子に手をかけ、腰を下ろす瞬間にキレてしまった。

さっきの美容師はまだ何か忙しいことを背中で私に主張し続けていたが、その背中に向かって大声で怒鳴ってこっちへ来い呼びつけた。

怒った内容については覚えてないが、何故か私が呼びつけた場所は東京タワーとかにある床がガラス張りで透けて見える所で、烈火の如く怒り狂っていて暫くは気づかなかったがふと下を見てしまい、急に怒りが覚めてしまった。その事はよく覚えている。

その後、美容師は特に謝るそぶりもなかったのだが私はその怒りを当初はカットのみだったのに加えてパーマを追加してやるという謎の矛先に怒りを向けたのだった。

さあやれ!やってみろ!と暴君気取りで髪を切られていたのだが、途中で財布が気になりだす。

3000円しか持っていない事に気づく。店の入り口に木の看板で出来た料金表がある。横目でちらちら見てみると始めてスターバックスに訪れた時の見慣れないサイズ表記みたいな、謎の文字がよく見慣れているカット、パーマ、眉カットと書かれた下に括弧付きで書かれている。どれも片仮名三文字でよく思い出せない。

私は焦り出した。カットだけで2900円と書いていて括弧内のカタカナは恐らくオプション的なアレに違いない。だとすればパーマは無理だ。早急に断らなければ。しかし、あんな暴君ぶりを発揮したあとだし、私はそれを継続中だし、この腐れ美容院を後にするまでは決して暴君をやめるつもりはない。髪を切り終わったら正直に話してコンビニのATMまで走って精算を待ってもらうか?いやそれは暴君の行動ではない。見ようによってはただの使いパシリだ。

困った困ったと内心かなり焦りながら脂汗を垂らし髪を切られている夢でした。

 

 

2つめ。

これは短く暗示的な方。

蜘蛛を殺した。

夜中蜘蛛が私のベッドの枕の脇に向かって降りてくるのを確認した。確認できたのは丁度その時読書をしていたから。私の部屋には読書灯というような気の利いたものはないため、大体片手にスマホを持ちその光を本に当てながら読み進める。だが、たまに読書に飽きると暗い部屋を点検するように自室を何となく照らしてあちこち見るのだ。特に意味はない。その折に蜘蛛を見つけた。蜘蛛は決して小さくはないが大きすぎる事もない。手でオッケーサインを作った時の丸の中に入るくらいだ。私はかなり焦った。周りに潰せるものを探しながら、かつ所在を見失わない様にスマホで照らし、という状態だったが、何故か鍋つかみを取って振り向いたら蜘蛛は着地するや否やすごい速さで地面を走り出した。見失った。私は臨戦態勢である。ほとんど瞬きもせず蜘蛛の侵攻経路を推測し目星をつけ待ち伏せた。

するとあっさり蜘蛛は目の前から現れ何故かさっきまでの素早い動きは嘘の様にぴょーんぴょーんと間抜けな感じでこちらにジャンプしながら向かってくる。それでも私にはむしろ恐怖だった。9つの黒い目がしっかり見えて怖かったのだ。

 

その恐怖心のピークで地面についた蜘蛛を勢いよく鍋つかみで叩いた。するとどうだろう。変な声を出すのだ。例えるならスーパーファミコンドンキーコングに出てくる蜂のコークスがやられた時に出す声のもう一オクターブ高いような声だった。

何かを哀願するような声で間違いなくそれは命乞いであろう事はその時の私の頭には一つも浮かんではいない。余計に気持ち悪い要素が加わっただけで更に駆逐心を強固なものしただけだった。

結果、その後蜘蛛を2回叩いたが手応えはなく同じようにコークス哀願の声色で

私にぴょーんぴょーんと向かってくる。夢はもう一度鍋つかみで叩き声がしなくなった所で終わっている。しかし、潰れた手応えはない。