今日は全国的に雨の予報というだけあって朝からすごい勢いで雨が降っている。

もう少ししたら布団を出て支度してバイトへ向かうらしいが、何だかこの雨のせいでひとごとみたいに思えてくる。

今日は文明が自然に負ける日なのです。

大人しく家にいろよ、と雨は言っている。

自然のエネルギーは僕のつつましい悩みや日々のささくれを吹き飛ばす。悠久の時間の流れが僕の中に入り込んでくる。

 

でも、それでもセットしたアラームのスヌーズ機能で携帯は10分おきに鳴り続けるしスニーカーがものの数分でぐしょぐしょになるのは分かっていても傘をさして僕はアルバイトへ向かわないといけない。

いつも、雨が降ると文明が都市があのノアの方舟の大洪水みたいに40日40夜、雨が降り続け深い水の底に沈んで使い物にならなくなる所を想像する。

 

守るべきものも大切な人もいないからこんな事を考えるのかな。でも皆んな大方、一緒に沈むんだから悲しくはないだろう。

天と地が入れ替わって街中の下水管が開け放たれ下水とうんちが天から降り注ぐ。

地は悪臭に塗れネズミ、その他有象無象が地の上を蠢き綺麗好きな、というか臭いものに蓋をして、下水的なあれこれをないものとしてクリーンな生活を送っていた人類はあっという間に半狂人になってしまいました。