almost_blue’s diary

私について

うら若い女が大きな時計を大破させた時

お給料が入ったらあれをしようこれをしようどこそこに行こうと考えて過ごす為の3週間。お給料が入ったらまた来月の20日まで同じ様に考える。今にも首を振り出しそう頭でっかちの時計はコンクリートに突き刺さっていて子供でも大人でも見上げるしかない。白いペンキで塗られた時計は身じろぎもせず確実に時を静かに刻んでいる。私の経済観念と人生の無常の喜びみたいなものがそこに吸い込まれていく。いつも、ひんやりとした日陰の中にその時計はあって、狭い空の中で雲は殆ど動かない。舗装と野放の間みたいな団地の駐車場にそれはある。私の命は棒切れ。風では致命的に力不足なだけ。この嫌に重い肉体がそれを通さないだけで本当はこの命なんてグロテスクでもないし、痛々しくも尊厳もない「さらり」としたもの。付加価値の一番成就されたものだから私は人間だし、人間の命がある。だけど、それはいつまでも腑に落ちない破綻したなぞなぞみたい。いつか、大きな斧でこの時計、叩き落したい。それであっさり捕まってニュースで誰かにこの事が伝わる時、私はたった一人に分かられたいと思う。